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  1. 【公演終了】Co.山田うん『In C』

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【公演終了】Co.山田うん『In C』

【公演終了】Co.山田うん『In C』

★ご来場ありがとうございました!!★

令和4年(第77回)文化庁芸術祭賞 舞踊部門 関東参加の部 優秀賞受賞作品がついに沖縄で初上演!!
ミニマルミュージックの原点と、自由と規則のせめぎ合いで調和を作り続ける12人のコンテンポラリーダンスが出会う!

1964年テリー・ライリーが発表したミニマル・ミュージックの原点“In C.”
まるで国境のない世界を旅しているようなヲノサトルの音楽と、 シームレスに変化する在り様を煮込み料理に見立てた飯嶋久美子の衣装。
自由と規則の調和を求め崩壊と再生を続けながら変わり続ける地上の風景を、12人によるコンテンポラリーダンスで表現する。不協和音が響きわたるこの時代に鮮やかなCコード(ハ長調)が響く!

応援コメント

山田うんさんの作品は違和感と引っ掛かりに満ちています。
ダンスには「流れるような」美しさがあると思うのですが、うんさんのダンスは私のイメージ通りにはいきません。頭の中に?が浮かび、これはどういう事なのかと考えさせられます。かと思えば、不思議な肉体の動きにいつの間にか引き込まれていたり。
よく「考えるな、感じろ」と言いますが、「感じるだけじゃない、考えろ!」と言われているような気がするのです。
うんさんの舞台を見ていて生まれる様々な感情さえも、作品の一部なのかもしれません。
舞台を見るということは自分自身を見つめるチャンスでもあります。皆さんはこの作品を見てどんな自分を見つけるでしょうか?

宮城 麻里子(フリーアナウンサー)


2022年晩秋の沖縄で、山田うんさんは祈っていました。ご縁があって、我が家の東御廻り(あがりうまーい)に同行されたのです。我が家は地域祭祀を司るノロ(神女)の家系で、東御廻りは琉球王国時代から続く聖地の巡拝です。作品創作のために沖縄の精神世界をリサーチする数日の滞在が、7年に一度の巡拝にピタッと重なるのは、強運というより真摯に求めていた思いの強さからでしょう。ちらっと数箇所でいいのでは?というこちらの申し出に全行程を希望され、朝早くから日が暮れるまで同行されました。私は午前中、学校公演があって午後から途中参加したのですが、うんさんが行程表をチェックして「〇番まで来てます」と逆に教えてもらうのが何だかおかしかったです。沖縄文化への深い敬意を感じ、家族にすっかり馴染んだ佇まいで祈る姿が美しかったです。
 
これまでうんさんの振付作品を何本も観てきました。コンテンポラリーダンスの振付家と言うと、エキセントリックとかアバンギャルドな人物像を勝手に描いてしまいますが、何となくうんさんは違うだろうなと思っていました。実際、故郷の田んぼの美しさや水の尊さを、穏やかにお話しする方でした。
 
「InC」もそう。斬新な、奇抜な、というより、むしろプリミティブな作品だと感じます。崩壊と再生を続けながら共に生きていく物語は、沖縄のようでもあり、世界のどの地域の、どの時代の人が観ても、自身を重ねることができる普遍性を感じます。沖縄の豊年祭でやれば、きっとおじいもおばあも釘付けだし、アフリカの子供たちは一緒に踊り出すかもしれない。古代にタイムスリップしてギリシャ悲劇の観客の感想も聞いてみたい。宇宙人がやって来て地球人を知るために何か舞台を御所望なら、私は絶対にこの作品をおススメします。
 
命のエネルギーに満ちた壮大な物語。
たくさんの方に届くよう祈ります。うーとーとー。

富田めぐみ(演出家)


緻密に躍動して魅せる。
12人の精鋭ダンサーの動きには、繰り返しが一つとしてなく、変化し続ける65分。
生まれたり消えたり、繋がったり離れたり。衣装も変化のうちだし、目が離せない。
舞台上にいくつもの多様な営みが感じられて、生きる喜びを体感するころには、
会場いっぱいの拍手の中です。
ミニマル音楽もテリー・ライリーも初心者の私が、Co.山田うん沖縄公演で!贅沢!

伊藝梓(エフエム沖縄 アナウンサー)

【In C】

【山田うんよりメッセージ】

振付・演出・美術

山田うん 

作曲

テリー・ライリー 

作曲・音楽

ヲノサトル 

衣装

飯嶋久美子 

出演

飯森沙百合、河内優太郎、木原浩太、黒田勇、須﨑汐理、田中朝子、角田莉沙、西山友貴、仁田晶凱、長谷川暢、望月寛斗、山口将太朗 

スタッフ

舞台監督:原口佳子、夏目雅也 美術製作:大津英輔(+鴉屋) 照明:藤田雅彦(株式会社金沢舞台) 音響:江澤千香子 映像:中瀬俊介 衣装製作:江美恵子、西口正晃 メイク指導:谷口ユリエ 宣伝美術:永野ヒロコ(ZAWAME) 沖縄公演制作協力:喜舎場梓 

プロフィール

山田うん
器械体操、バレエ、舞踏を学び1996年から創作し始め独自のスタイルを築き上げる。ダンサー、コレオグラファー、演出家としてダンス、 演劇、オペラ、音楽劇、MV、近年では東京2020オリンピック閉会式 Director of Choreographerとして活躍。平成26年度第65回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第8回ダンスフォーラム大賞、令和元年第37回江口隆哉賞を受賞。平成28年度文化庁文化交流使として欧米、中東、アジア、アフリカ、オセアニアの世界11カ国23都市にて創作、公演、指導、普及などの活動を行なった。

Co.山田うん
山田うん率いるダンスカンパニー。2002年設立。所属ダンサー16名は、俳優、モデル、演奏家、振付家、演出家、指導者、教員といった肩書きを持つ個性あふれる実力派ダンサー。国内外での舞台芸術活動、MVやショーイベントなどのエンターテイメント、福祉施設や学校でのワークショップ、そして伝統芸能、サイエンス、レストラン等の異業種とのコラボレーションなど、開放的で革新的な活動を行っている。https://www.unyamada-co.com
Co.山田うん『In C』沖縄
 公演

★★なはーとグルっとまーい対象公演★★

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Co.山田うん
info@unyamada-co.com