【継承のつらなり 公演前の雑談Vol.2】

  1. 【継承のつらなり 公演前の雑談Vol.2】

Columnコラム

本公演では、みなさんにとって、初めて耳にする演目もあるかと思います。
正直、私もそうでした。
そこで、どんな出演団体、演目なのか、予告編として、事業担当の村上が2回に分けてご紹介したいと思います。

第二部【伊江島アヤメ歌】

アヤメ歌のアヤメとは、首里言葉のお母さんを意味する
「アヤーメー」が語源だそうです。
なぜ、伊江島の芸能に首里の言葉が語源?
これには、とても興味深い歴史があるのです。


伊江島タッチュー

そのあたりは、当日配布のパンフレットやシンポジウムで知ることができますので、
ここでは多くは語りませんが、「首里クェーナ」から伝わったとされています。
昔は、「出産祝い」「新築祝い」「結婚祝い」などお祝いの席では
必ず女性たちが歌っていたそうですが、
戦後、歌われなくなりました。
それは、戦時中、旦那さんや子どもの無事を祈って
「アヤメ歌」を歌って戦場へ送り出したのですが、
その多くが帰ってこなかったそうです。
そんなつらい別れを思い出してしまうので、
「アヤメ歌」を誰も歌わなくなったのです。
しかしながら、幼いころ、お母さんやおばあちゃんが、
お祝いの席で歌っていたあの歌を懐かしく、歌ってみたい、
というある方々の純粋な気持ちから復興され、
現在は、アヤメ歌保存会が立ち上がったという歴史のある歌です。


アヤメ歌を歌って送り出した浜「阿良浜」


阿良御嶽

本公演では、実演は映像出演となりますが、
三部のシンポジウムで、ただ純粋に歌いたいと願い歌い続けた
知念シゲさんがご登壇されます。
シゲさんの口から、どんなストーリーが聞けるのでしょうか。
 

第二部古典音楽
【笠カンジヤブシ】(屋嘉比工工四から)
【川櫻節】(俗風工工四から)

古典音楽をされている方には、ぜひとも聞いていただきたい演目です。
琉球古典音楽の中で、伝承が途絶えた曲の復曲。
この一文だけでもワクワクしてきます。
なかなか聴くことのできない貴重な機会。
しかも、当時を再現するために、絃も絹絃(きぬげん)をはった三線での演奏です。
(現在、三線で一般的に使用されているのは、ナイロン弦です。)
笠カンジヤブシを新垣恵さん、川櫻節を島袋奈美さんが演奏いたします。
お二人は、沖縄県立芸術大学院時代に、比嘉康春教授のご指導のもと、
復曲をされたそうです。
もちろんお二人にもシンポジウムにご登壇いただき、
古典音楽復曲へのストーリーをお話ししていただきます。

第三部【シンポジウム】

第一部、第二部のそれぞれの演目より代表の方と、
本公演の企画者である沖縄県立芸術大学の遠藤美奈さん、神谷武史さんにご登壇いただき、
当公演のテーマであります【継承】についてお話しいただき、
最後に、質疑応答の時間も予定しております。
盛沢山の内容ですが、公演時間は2時間10分から30分ぐらいの予定になっております。
また、当日配布するパンフレットは、保存版となることを意識しての力作です。
こちらもお楽しみにご来場ください。

 当公演の詳細は、こちらから。
 チケットは、なはーと窓口か、以下のリンクからお買い求めください。
 なはーとオンラインチケット

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最終更新日:2023.02.03

伝統芸能 , 民俗芸能