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  1. 大城立裕生誕100年記念公演 沖縄芝居「それぞれの花風」

大城立裕生誕100年記念公演 沖縄芝居「それぞれの花風」

大城立裕生誕100年記念公演 沖縄芝居「それぞれの花風」
 沖縄を代表する作家、大城立裕(1925~2020年)の生誕100年を記念し、沖縄芝居「それぞれの花風」(原案:大城立裕)を上演します。
 大城は小説家として活動を続けながら、組踊や沖縄芝居等、沖縄の演劇にも強い関心を寄せ、数多くの新作組踊や沖縄芝居の戯曲も手がけてきました。 
1967年に沖縄初の芥川賞を受賞し、1988年には、「世替りや世替りや」で第22回紀伊国屋演劇賞特別賞を受賞。その後、舞台「嵐花」は文化庁の優秀舞台芸術公演にも選出されるなど、県内外で高い評価を得ており、数多くの功績を残しました。
「それぞれの花風」は、大城が乙姫劇団のために書き下ろし、1986年に上演された幻ともいえる沖縄芝居です。今回は演出・脚本に具志幸大をむかえ、若手を中心とした女性たちによって大城作品を再演します。
 大城が沖縄演劇に関わり、伝えたい事とは何だったのでしょうか。時を経て、大城作品の魅力を再発見するとともに、次世代の新たな感覚で再演される本公演をぜひご鑑賞下さい。

「それぞれの花風」あらすじ
近世期の琉球王国を背景に、薩摩藩役人の泉と首里王府の役人屋部里之子の間で揺れ動く、辻遊郭のツルを取り巻く人間模様を描いた作品。屋部が絵を得意とするツルと薩摩でも名が知れるほどの絵の腕前を持つ泉とを引き合わせたことから、物語が展開していく。ツルに思いを寄せる屋部、ツルの才能に惚れこむ泉、そして泉に憧れを抱くツル、この三人の想いは最後どのような結末をむかえるのでしょうか。
 

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那覇文化芸術劇場なはーと ℡.098-861-7810