10月23日(金)~25日(日)公演決定!
なはーと開館5周年記念事業
兼島拓也×栗山民也「終わりの代わりに」
【内容】
ソフォクレスのギリシア悲劇『アンティゴネー』と『コロノスのオイディプス』を下敷きに、戦後13年(1958年)の沖縄、大湾家に舞台を移した物語。古代から続く「共同体における死者の埋葬・追悼」と「穢れの追放・救済」を巡る複雑な立場の葛藤を戦中~米軍統治下の沖縄に据える。国家による死者や病者の包摂と排除のシステムに対して、共同体と個人のあいだで揺らぐ家族の言葉から、「国家の承認」に救いを求めない人間の尊厳を現代に問う。
那覇文化芸術劇場なはーとでは、開館5 周年記念事業として、沖縄から注目作を書き続ける劇作家・兼島拓也の書き下ろし作を、日本を代表する演出家・栗山民也が演出し、沖縄の俳優たちが出演する新作演劇公演を開催します。本公演は、栗山が2004年から沖縄で続けてきた「栗山民也演劇教室」の集大成として上演されるものでもあります。
■作・兼島拓也

1989年沖縄県生、在住。2013年に演劇グループ「チョコ泥棒」を結成し、脚本と演出を担当。沖縄の若者言葉を用いた会話劇を得意とし、コメディやミステリを軸としたオリジナル脚本の上演を行う。また、琉球舞踊家との演劇ユニット「玉どろぼう」としての活動も行う。脚本家として2018年、『Folklore(フォークロア)』で、第14回おきなわ文学賞シナリオ・戯曲部門の一席を受賞。その他2作品で同賞の佳作受賞。2021年NHK-FMシアター『ふしぎの国のハイサイ食堂』で、第31回オーディオドラマ奨励賞・入選。2022年、『ライカムで待っとく』で、第30回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。同作で第26回鶴屋南北戯曲賞および第67回岸田國士戯曲賞の最終候補となり、2024年に再演。また同年『刺青/TATTOOER』を日本、英国上演や作・共同演出した『花売の縁オン(ザ)ライン』は、第69回岸田國士戯曲賞の最終候補となる。
■演出・栗山民也

1975年 早稲田大学文学部卒業。
1980年 ベケット作『ゴドーを待ちながら』を第一作とし、その後、井上ひさし作『日本人のへそ』『國語元年』『黙阿弥オペラ』などを演出、注目を集める。
1996年『GHETTO/ゲットー』の演出で第30回紀伊国屋演劇賞個人賞、第3回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第46回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
1998年 新国立劇場芸術参与。
1999年 『エヴァ、帰りのない旅』で第40回毎日芸術賞・第1回千田是也賞、第6回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞。
2000年~2007年 新国立劇場演劇部門の芸術監督を務める。
2005年~2016年 新国立劇場演劇研修所所長を務める。
2002年 第1回朝日舞台芸術賞受賞。『喪服の似合うエレクトラ』で第4回朝日舞台芸術賞グランプリ。
2013年 紫綬褒章を受章。
2019年 『チルドレン』『母と暮らせば』の演出で第26回読売演劇大賞と最優秀演出家賞を受賞。
2023年 旭日小綬章を受章。
2024年 『PARCO PRODUCE 2024 オーランド』
2025年 『フロイス―その死、書き残さず―』『明日を落としても』第50回菊田一夫演劇賞・大賞を受賞。
オペラでは、新国立劇場オペラ『夕鶴』『蝶々夫人』日生劇場開場50周年記念公演『リア』、60周年記念公演『メデア』などを手がける。
著書に『演出家の仕事』(岩波新書)がある。
★★★【なはーとグルっとまーい】対象公演★★★