体験型プログラム

  1. この戯曲、どう読む?——アーティストとひらくQ『キティ』

この戯曲、どう読む?——アーティストとひらくQ『キティ』

この戯曲、どう読む?——アーティストとひらくQ『キティ』

ロームシアター京都レパートリー作品 市原佐都子/Q『キティ』関連企画 :

ロームシアター京都が創作した市原佐都子の現代演劇作品「Q『キティ』」の上演に先立ち、本作の戯曲を手がかりに、異なる分野で活動するアーティスト6名とともに語り合うトーク型ワークショップを開催します。

本企画では、戯曲を「正解を探す」ことを目的とせず、それぞれの立場や感覚からどのように読みが立ち上がるのか、そのズレや揺らぎを共有することに重きを置きます。本企画では、「かわいい」という言葉がなぜ不穏さや緊張を帯びるのかという点に触れながら、身体やジェンダー、家父長制や性差別、消費社会、資本主義といった現代社会の構造についても接続していきます。観客が上演に向けて複数の視点を携えられる状態を目指し、作品を解説するのではなく、言葉をめぐる思考の往復そのものを楽しむ時間として、観劇体験をひらく契機となる場をつくります。

登壇者:新垣七奈(演出家)、HAYATO MACHIDA(画家)、ひがれお(現代アーティスト)、福地リコ(映画制作者)
ファシリテーター:石垣綾音

プロフィール

新垣七奈(演出家)
沖縄県出身。演劇ユニット多々ら主宰。高校から演劇を始め、2016 年に演劇ユニット多々らを結成。これまでのユニット公演すべての作品の演出を行う。24年江原河畔劇場で開催された演劇人コンクール2024で奨励賞を受賞し、翌年には同コンクールにて優秀演出家賞を受賞。那覇文化芸術劇場なはーと、国際芸術祭あいち2025の共同製作によるAKNプロジェクト 喜劇 『人類館』(2025年新演出版)に共同演出として参加。
俳優として外部作品に多数出演。21年神里雄大が演出した『琉球怪談』(原作:小河原猛)、23年なはーとプロデュースによる出会いシリーズ『声』(原作:ジャン・コクトー、演出:和田ながら)に出演している。


豊岡演劇祭2025フリンジショーケース『駈込み訴えver.ウチら♡』撮影:脇田友

ひがれお(アーティスト)
1995年沖縄県出身、同地在住。沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科修了。土産品や手工芸品のリサーチを手がかりに、日常に潜む政治性や過去の痕跡をたどる作品を制作している。切り絵や映像、インスタレーションを用いて、個人と土地、生活と歴史が交錯する場のありようを描く。栄町共同書店運営メンバー。
[個展]
2025「ひがれおの琉球人形あつめ」(gallery rougheryet/沖縄)
2019「ハロウィーンの子供たち」(Arts Tropical/沖縄)
主なグループ展
2026「SHOWCASE vol.3:Kyushu / Okinawa by ArtSticker」(アートかビーフンか白厨/東京)、「琉球人形あつめ in 内地 アーティストユンタク」(さわさわ/東京)
2025「六本木クロッシング2025展 時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」(森美術館/東京)


やいまぬあいなー行列人形とぅ琉球人形、私(わん) /八重山の花嫁行列人形と琉球人形、私

HAYATO MACHIDA (画家)
1995年 沖縄生まれ。沖縄県立芸術大学大学院 造形芸術研究科環境造形専攻絵画専修在籍。絵画制作において、社会的・政治的に対立しうる価値観を身の回りに存在するモチーフをメタファーに選ぶ。それらを画面上で直接的な衝突を避けつつ共存させることで、ジェンダーや出自といった自己に関わる主題を再考し、現実と理想の関係性を問い直すことを試みている。
2018年「ターナーアワード 2018」未来賞。主な個展に2025年「Sugarcoatthe Crisis」 Sugarcane Room Gallery。主なグループ展に 2026年「VOCA展2026現代美術の展望」。2024年「光州ビエンナーレ30周年記念特別展」。光州市立美術館(韓国)。2024年「互いに織り成す物語」佐喜員博物館(沖縄)。


「Sugarcoating the Echoes

福地リコ(映画制作者・ライター)
1993年、沖縄県恩納村生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻にて映画監督・映画批評家の筒井武文氏に師事。現在は沖縄県内外にて映画監督、ライターとして活動。主な監督作に『BOUNDARIES』(第44回大阪アジアン国際映画祭上映)、『Childhood's end』(KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2022にて上映)など。プロデューサーを務めた韓国長編映画『Okinawa Blue Note』(監督:チョ・ソンギュ/2025年)は韓国国内外にて上映およびAmazonprimeにて配信。2023年に第一子を出産し、子育てをしながら映画制作を行う。沖縄県内で映画上映や映画史勉強会を行う「AFTERSCREEN OKINAWA」共同代表。

監督した新作映画より抜粋

石垣綾音(合同会社みるぶん)
1990年生まれ、那覇市出身。まちづくりファシリテーター。
琉球大学で社会学、ハワイ大学大学院で都市計画(Urban and Regional Planning)を学んだ後、ハワイ現地の都市計画コンサルで働く。帰国後、県内の建築コンサルに入社。2019年に独立し、「人と土地をつなぐ、コミュニティをエンパワメントする」をモットーに、県内各分野の個人や団体とコミュニティと場づくりに関する活動を行なう。ファシリテーションを軸として平和教育やまちづくりのワークショッププログラムを提供する「合同会社みるぶん」を2026年に設立。「沖縄のまちは交通が変わらないと変わらない」という思いから、近年は交通関係のプロジェクトに関わる事も多い。最近の関心は「ケア」とまちづくり、ジェンダーと交通、まちづくりの話もたまにします。


ヨルベ
写真家、美術家、映画監督、小説家など、多様な表現者を中心に活動する。専門性と創造力を活かし、文化芸術に関わる トークイベント、リサーチ、講座やワークショップを企画・運営。発表の場を広げるだけでなく、社会の中にひそむ課題を可視化し、表現を通じ考えるきっかけをつくることを目指し活動している。アーティストや研究者、市民が垣根を越え、集まり、語り合い、学び合う「居場所(ヨルベ)」をひらくことで、文化芸術が社会と共に育っていく場を築いている。これまでに、アートと社会課題を結びつけるトークシリーズ、労働環境改善に関する調査や報告、ジェンダーや地域文化をテーマとした講座など、時代に呼応する多彩なプログラムを実施。さまざまな人々の知恵と感性を結び、持続可能な文化のあり方を探っている。
https://yorubeokinawa.myportfolio.com/


託児サービスあり

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那覇文化芸術劇場なはーと
電話 098-861-7810[受付時間10:00~19:00※休館日(第1・第3月曜日)除く]
メール kikaku-nahart@city.naha.lg.jp