公演・展示情報

  1. ロームシアター京都レパートリー作品 市原佐都子/Q『キティ』

ロームシアター京都レパートリー作品 市原佐都子/Q『キティ』

ロームシアター京都レパートリー作品 市原佐都子/Q『キティ』


生と性の規範を根底からくつがえす 市原佐都子が放つ“宇宙規模”の衝撃作。

社会における不可触なタブーや性をめぐる矛盾を、大胆不敵かつ繊細に問いつづける劇作家・演出家、市原佐都子。今作では家父長制や資本主義、大量生産・消費システムのひずみから生じる不条理や滑稽、そして欲望のグローバルな均一化を、痛烈なQ(クエスチョン)に昇華して突きつける。 食べるために生殖を管理される畜産、知らぬ間にハメられてしまう性的な文脈、営利至上主義がもたらす劣悪な労働環境…。幾度もくりかえされる「かわいい」のセリフが、玉虫色に意味を変貌させる先に、果たしてユートピアはありうるのか!? 
2025年の京都初演後、東京、ブリュッセル、ウィーン、パリのフェスティバルを巡り、待望の那覇公演が実現。

作・演出:市原佐都子 音楽・サウンドデザイン:荒木優光 衣裳:南野詩恵(お寿司)
出演:バーディ・ウォン・チンヤン(Artocrite Theater)、永山由里恵(青年団)、中西星羅、花本ゆか(はなもとゆか×マツキモエ)

―パパはとってもいい人なのよ
―うん。でも、パパには胃袋しかなくて、耳がないわ

“ねこ”は、パパとママとペットと暮らしている。
パパはお肉が大好きだけど、ママも”ねこ”も食べたくない。ある日、ママと“ねこ”が特別な肉料理をつくってパパにプレゼントすると―
LEDパネルに映し出される字幕、耳から離れない中毒性のある音楽、日本語・韓国語・広東語が交錯するAIボイス、批評的ユーモアあふれる舞台。

初演:ロームシアター京都 レパートリーの創造(2025年2月@ロームシアター京都 ノースホール)
撮影:中谷利明

作・演出

市原佐都子/Satoko Ichihara
劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督。1988年大阪府生まれ福岡県育ち。桜美林大学にて演劇を学び、2011年よりQ始動。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。2011年、戯曲『虫』にて第11回AAF戯曲賞受賞。2018年、KYOTO EXPERIMENT公式プロブラムにて『毛美子不毛話』『妖精の問題』を二本立て上演。2019年、初の小説集『マミトの天使』を出版。同年『バッコスの信女―ホルスタインの雌』をあいちトリエンナーレにて初演し、同作にて第64回岸田國士戯曲賞を受賞。2021年、ノイマルクト劇場(チューリヒ)と共同制作した『Madama Butterfly』をチューリヒ・シアター・スペクタクル、ミュンヘン・シュピラート演劇祭、ウィーン芸術週間、ロームシアター京都(2022年)を巡演。2022年、ロームシアター京都「レパートリーの創造」にて、『妖精の問題 デラックス』を上演。2023年、『弱法師』を世界演劇祭(ドイツ)にて初演。高知・豊岡・東京を巡演後、2024年にフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリで上演した。
(写真:Bea Borgers)

音楽

荒木優光/Masamitsu Araki
1981年山形県生まれ、京都市在住。アーティスト、音楽家、サウンドデザイナー。音楽の周縁に立つことを起点として、音や映像、声、サイトスペシフィックな要素を取り入れた作品をインスタレーションやパフォーマンス、コンサート作品など多岐にわたる形態で発表する。個展に「わたしとゾンビ」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2021)、グループ展に「モノラルズ」(WHITEHOUSE、2023)など。パフォーマンス作品にSound Around 004 げんし「空き地のTT」(ロームシアター京都、2024)、「サウンドトラックフォーミッドナイト屯」(KYOTO EXPERIMENT、比叡山山頂駐車場、2021)など。サウンドデザイナーとしてのコラボレーションや、音楽グループNEW MANUKEのメンバーとしても活動。2024年、自身のスタジオをラボラトリーブティック「ブティックベルBoutique BELLE」として始動。

衣裳

南野詩恵[お寿司]/Shie Minamino
1986 年大阪府出身、京都府在住。劇作家・演出家・衣裳作家。
2016 年舞台芸術団体「お寿司」を立ち上げ、南野が作・演出・衣裳を担当し観客と上演時間・場所を共有する舞台作品を創造する。2019 年京都芸術センター×ロームシアター京都 U35 創造支援プログラム” KIPPU “に選出。衣裳として、2022 年1 月ロームシアター京都 レパートリーの創造 市原佐都子/ Q「妖精の問題 デラックス」に参加。市原佐都子/Q「キティ」での衣裳を手がける。セゾン文化財団2026年度セゾン・フェローI。
11月15日(日)衣裳ワークショップ開催

キャスト

バーディ・ウォン・チンヤン[Artocrite Theater]
アートクリト・シアター(藝君子劇團/Artocrite Theater)創設者&芸術監督。香港演藝学院でドラマのファインアーツ学士号(第1級学位)を取得し、舞台俳優、劇作家、演出家としての地位を確立する。2016年、Hong Kong Arts Development Councilの若手アーティスト賞を受賞。2021年には、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のニューヨーク・フェローシップに採択される。その他にも、『The Visit』で香港戯曲賞最優秀主演女優賞(悲劇/ドラマ)、『The Truth from Liar』で香港戯曲賞最優秀助演女優賞(コメディ/笑劇)、『Sins』で香港シアターリーブル最優秀脚本賞、『Tête-bêche』で国際演劇評論家協会(IACT)香港センター批評家賞年間最優秀脚本賞、『I am Tree』でIACT香港センター批評家賞年間最優秀演出賞と香港戯曲賞最優秀監督賞(悲劇/ドラマ)を獲得するなど、長年に渡り数多くの賞を受賞している。

永⼭由⾥恵[⻘年団]
俳優。1988 年神奈川県⽣まれ。⽴教大学現代心理学部映像⾝体学科卒業後、映画美学校アクターズコースで演技を学ぶ。2016 年より平田オリザ⽒の主宰する劇団⻘年団に所属。舞台・映画を中心に活動している。直近の出演作は市原佐都⼦/ Q『バッコスの信⼥─ ホルスタインの雌』、スペースノットブランク『⾔葉とシェイクスピアの⿃』、⻘年団『S 高原から』等。Q の過去出演作は『⽑美⼦不⽑話』、『地底妖精』など多数。


中西星羅
ヘーゼルアイズの天然パーマ、てんびん座の1991年生まれ。幼い頃から、地元のミュージカル劇団に参加。その後色んな習い事もするも続かず、唯一続いたミュージカルのトレーニングをしようと渡米。シアタージャズ、バレエ、声楽などの修行をしながら、地方劇場にてミュージカル作品に出演。帰国し上京からのコロナ禍で長野に移住。俳優として市原佐都子、川口智子、石神夏希らの舞台に出演。2024年にダンサー鈴木春香とのユニット "バブシュカブシュカ" を結成し、自身でも創作活動中。

はなもとゆか[はなもとゆか×マツキモエ]
広島県出⾝。3歳からクラシックバレエを習い、その後グラハムテクニックやキャラクターダンスも学ぶ。2004年京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科に入学。2005年〜2017年までカンパニーKIKIKIKIKIKIに所属。その他、⾦粉ショーや、現代美術作家やなぎみわの映像作品にも出演。ダンスシーンに留まらず、劇団ヨーロッパ企画の演劇作品にも多数出演。2008年以降、ダンスユニットはなもとゆか×マツキモエとしての活動も続け、現在も定期的に京都で⾃主公演を⾏う。


舞台美術:中村友美 照明:魚森理恵(kehaiworks)、木内ひとみ、門 志亜紀 音響:稲荷森健、吉田涼 映像:小西小多郎、八尾小百合 衣装:キキ花香 舞台監督:小林勇陽、川村剛史* 特殊造形製作:株式会社バボット 演出部:興梠陽乃、村田瞳子 制作:眞鍋隼介*、木原里佳* 宣伝美術:ササキエイコ *ロームシアター京都

掲載情報

8/15 沖縄タイムス|演劇「キティ」10月3日那覇 市原佐都子作・演出
8/15 沖縄タイムス|ワークショップ来月22日 「キティ」上演に先立ち
9/18 沖縄タイムス|「かわいい」通し社会問う 作・演出の市原 世界巡演「反応楽しみ」 演劇「キティ」沖縄初演




オープン字幕あり(日本語、英語)託児サービス(4日のみ)ヒアリングループ対応
★★なはーとグルっとまーい対象公演★★

このページについてのお問い合わせ

那覇文化芸術劇場なはーと
電話 098-861-7810[受付時間10:00~19:00※休館日(第1・第3月曜日)除く]
メール kikaku-nahart@city.naha.lg.jp